現役外資系コンサル虎の巻【コンサルへの就職・中途未経験の転職希望者必見の情報満載】

コンサルティング業界の実情から採用面接時のポイントまで現役の外資系コンサルタントの視点から切り込みます。たまに時事問題についても語る予定です。

人類の体型(身長)は進化しているのか?

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TEDで話されていた客観的データ

昔、TEDという 世界各国の知識人がスピーチを行うイベントの動画で、

アメリカのプロバスケットボールリーグであるNBA選手の平均身長が数十年前と比べ、

現在は非常に高くなっているという話題が取り上げられていました。

 

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それって人類の身長が高くなっているってこと?

これは、人類が進化し身長が高くなっているということなのでしょうか。

答えは半分Yesで半分Noとなります。

 

以下のグラフをご覧ください。

 

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出所:Why the Dutch are so tall | Spartan Ideas

 

1820年~2013年までの欧米各国の男性の身長の中央値を示したデータになります。

アメリカ人の身長は1975年以降、下降しています。

身長データは、経済的な裕福度と栄養価が密接に関係しているので、

アメリカの貧富の差が拡大していることに起因しているのではないかと推察します。

ちなみにオランダは、かつて欧米でも有数の男性の背が低い国だったのですが、

オランダの学者によると植民地からの独立により富が均等配分されるようになり、

国民の身長が上昇したと述べられています。

そもそも身長の高い遺伝子を持っていたが、それを活かすだけの栄養が充分に摂取できていなかった等の理由もあると思います。

 

私が半分Yesで半分Noってどういうこと?

で、なぜ私が半分Yesで半分Noと答えたかという理由をご説明します。

もう一つの客観的データとして、トップレベルで活躍する体操選手の平均身長はここ数十年で低くなっています。

 

これらのデータから言えることは、

アスリート自身が体型に応じたスポーツを選択するようになったということです。

昔は背があまり高くない人でもバスケットボール選手を志しプロになっていた、

あるいは背が高い人でも体操選手を志し、トップレベルで活躍していたが、

近年はそもそも背が低い人はバスケ選手を志さない(あるいは途中で挫折することが増えた)、体操選手でも同様のことが起きていると言えると思います。

 

世界人々の栄養状態は改善に向かう方向だと思っているのですが、

かつての草食恐竜が肉食恐竜に食べられないように一般的な小学校の校舎くらい巨大化した様に、今後の人類の身長はどこまで伸びるんでしょうか。

 

恐竜を上記で例に挙げましたが、草しか食べていなかったのに、

草食恐竜があんなに大きくなったことに対しては改めて遺伝子の力ってすごいなぁと思います。