最近、コロナウイルスも少し収束しつつある傾向であり、
海外・日本ともにサッカーリーグの再開の話題が出ていますね。
ドイツのプロサッカーリーグのブンデスリーガは
5/16に再開しており、鎌田選手などの日本人選手の活躍もニュースになっています。
昨日は大迫選手が久しぶりにゴールを決めましたね。
明るい話題ばかりだと良いのですが、
ロシアワールドカップでの活躍が記憶に新しい
先日、ドイツのブレーメンに所属する大迫選手が
途中出場したにも関わらず、途中で交代させられると言う場面がありましたね。
選手の交代が何度も可能なバスケットボールやバレーボールなら
途中出場の選手が途中で交代させられると言うことは良くあるのですが、
サッカーは1試合3人までの交代枠、かつ一度退いた選手は再出場できないため
途中出場、途中交代というのはかなり稀です。
で、今回の大迫選手の交代の理由は、
チームが勝っていたため、表面上守備固めとも言われていますが
パフォーマンスが悪いことにも起因していると思います。
何故かと言うと、大迫選手はGKと1対1の絶好機に自分でシュートせず、
味方に横パスを出そうとしてパスミスをし、得点チャンスを逸してしまいました。
その懲罰的な意味合いもある交代かと思います。
この場面を見て、海外のストライカーなら迷わず自分でシュートするだろうな、
これが個人主義の欧米と集団主義の日本の差なのかなと思っていたところ、
集団主義って言う言葉が正しいかどうかはおいておいて、
献身性等の周りと協力し合うことが美徳みたいな文化があるとのことですと思います。
と思っていたのですが、宇佐美選手、柿谷選手の対談の中で意外なコメントを目にしました。
場面は欧州最高峰のサッカーの舞台チャンピオンズリーグの決勝戦、
バイエルンミュンヘン対チェルシー、
スタジアムはバイエルンミュンヘンのホームスタジアム、アリアンツアレーナ
ベンチに座っていた宇佐美選手は以下のような場面を目にしたそうです。
最後PK戦になった時も、みんなが『蹴りたくない』って言い出して。だから(GKのマヌエル・)ノイアーが3番目に蹴ってるんですよ。みんな逃げたんですよ、後ろ後ろに下がって。
出所:宇佐美とバイエルン時代、CL決勝で感じた"熱量差" 柿谷は意義強調「貴史以上の実績ない」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
念のため、補足しておくとバイエルンミュンヘンはドイツ最強のサッカーチームで、
メンバーにはドイツやフランス等の各国の代表を揃える超強豪チームです。
(選手に怪我が続出して宇佐美選手はベンチ入り)
尚且つ、チャンピオンズリーグの決勝は毎年持ち回りで
各国のスタジアムで開催されているため、
決勝の試合がバイエルンミュンヘンのホームスタジアムで開催されたのも
かなり貴重なことです。
そんな強豪チームでも、
ホーム開催のチャンピオンズリーグ決勝と言う大舞台では、
百戦錬磨のメンバーがPK戦のキッカーになりたくないと尻込みしたということが
かなり意外でした。
個人主義なら、みんながみんな「自分がPKを成功させてヒーローだ」
となると思いきや、ビビッて蹴りたくないと。
PKって入れて当然、外すと戦犯のようなところがあるので
キッカーになってもそんなにうま味がないからかもしれないですが、
欧米人=エゴイズムが強い個人主義者みたいな思い込みは、
良くないのかも知れないですね。
もしかしたらドイツ人は日本人に似ていて、
失敗した時の責任感が強いのかもしれません。
ただ日本人との対格差はありますが、
ドイツでは多くの優秀なストライカーが輩出されています。
良い意味で日本人的じゃないと言われるストライカーが日本にも出現することを楽しみにしています。
(久保選手は日本人的じゃないと言われていますが、ストライカーがじゃないし。。。)
チームが一番という考え方も良いですが、
点が入ることがチームにとって一番でしょう。