現役外資系コンサル虎の巻【コンサルへの就職・中途未経験の転職希望者必見の情報満載】

コンサルティング業界の実情から採用面接時のポイントまで現役の外資系コンサルタントの視点から切り込みます。たまに時事問題についても語る予定です。

増税から考える日本社会の不公平性

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最近、

働いても働いても、

生活に余裕が出ない人が増えている気がしています。

(私を含めて)

 

何故なのか?

 

理由は複数あります。

 

  • 税金が高いから
    ✓ 金融所得税の増税(株式の配当や売却益など)

    ✓ サラリーマン増税(年収850万円以上の人に対する増税)
    ✓消費税増税
  • 社会保険の自己負担率が増したから
  • 銀行の預金金利が低いから
  • 働き方改革で残業時間が減ったから

 

その一方で、

  • 東京では 年収910万円未満の世帯向けに私立学校の無償化
    都内の場合、生活保護世帯は保育料が0円/月なのに対して、
  • 最高8.9万円/月の自己負担が必要
  • ふるさと納税は、脱税システムだという批判があり、
    返礼品に制限が掛かる

全く持って納得ができません。

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そもそも、税金が高すぎじゃない?

 頑張って働いたところで、

どうせ税金でがっぽり取られるなら働かない人の方が勝ちじゃないのか、

病気等で働けない人の分を働いた人が負担する仕組みについては、

ある程度納得がいきますが、

 

頑張って働いた人があまり働いていない人の社会保障分を

負担する仕組みは意味がわかりません。

 

金融所得についても、NISA(非課税枠)とかあるでしょ?

て思う人もいるかもしれませんが、

金融所得の軽減税率が終了したので、

それを穴埋めすべく作られた制度がNISAな訳で、

明らかな不利益変更が行われています。

 

年間120万円の投資枠なんて、すぐ使ってしまいますし。

若者は、なぜあまり支出しない?

若者の車離れとか、居酒屋離れとか、

良くマスコミが面白おかしく、取り上げてますが、

本質をとらえてないと思います。

 

そもそも今の若者はお金を持ってないです。

 

なおかつ、

  • 既に今の労働人口が老人の社会保障分を負担している状況になっていることも
    知っているし、
  • 年金制度が崩壊してることも知っています。

なら将来に備えてお金を貯めようと思うのが当然ではないでしょうか。

  

てか、 バブルも経験してない、

地下鉄サリン事件、世界同時多発テロ、リーマンショック等

明るい時代を過ごしてきていない世代が保守的になるのは当然とことかと思います。

 

加えて、車離れについては、車の維持費、めっちゃ高いですし。

都内だと駐車場代だけで月5万円以上は必要になります。

 

学校では環境問題がとか言っておいて、

社会人になったら車買えとかおかしくない?

いくらエコカーが増えたとは言え、

車に乗らないことが一番のエコです。

 

市場経済はいずこに?

ふるさと納税は、

特定の自治体にだけ、税収が集まってしまい不公平だと言う意見があり、

色々なプロモーションを行い成功を収めていた泉佐野市は

やり玉に挙げられることになり、最終的には国と戦っていました。

 

特定の自治体が努力をして、自らの収益をUPさせるのは、

市場経済のあるべき姿なのではないでしょうか。

 

努力をしない人が損をすることを批判する社会は、

社会主義的な考え方で納得がいきません。

 

 てか、加えて、

ふるさと納税は収入が多い人だけが得をする仕組みだ

と言う批判があるのにも全く理解ができません。

 

じゃあ、

保育園、税金、私立学校の学費無償化は、
収入が少ない人だけが得してる
仕組みでしょ

と言う批判の声は何故あまり挙がらないんでしょうか。

 

お金を持っている人が、国外で暮らすことを選んだり、

タックスヘイブンを活用して節税するような事例も耳にすることはありますが、

それの風潮を推し進めている背景は何なのか、

そろそろはっきりさせた方が良いと思います。