現役外資系コンサル虎の巻【コンサルへの就職・中途未経験の転職希望者必見の情報満載】

コンサルティング業界の実情から採用面接時のポイントまで現役の外資系コンサルタントの視点から切り込みます。たまに時事問題についても語る予定です。

コロナウイルスって本当に怖いのか?データから紐解く

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新型肺炎(新型コロナウイルス)の流行


最近、中国の武漢を中心に新型ウイルスである

コロナウイルスによる新型肺炎が流行の兆しを見せており、

世間を賑わせています。

  

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加えて中国では1/24からの春節休暇を目前に控えているため、

この休暇を利用して中国人観光客が世界に旅行し、

世界的に新型肺炎が蔓延する可能性も懸念されています。

 

報道によると1/23時点の死者数は17人とのことですが、

正直、

この数字が多いのか少ないのか、

本当に怖い病気なのか、

大したことない病気なのか、

わかりません。

 

何故なら死者の属性情報がほとんど公表されていないからです。

世間の人々は

  • 新型肺炎ってなんか怖い、
  • ワクチンや治療薬がないから怖い、

と漠然と感じており、

結果、

新型肺炎て、なんかよく分からないけど怖そう、

流行したら死ぬんじゃないか、

と思っていると想像しています。

 

そして、マスコミもそんな感じで視聴者を適度に煽っているように感じています。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

そもそも従来型の肺炎ってどれくらい怖い病気なんでしょうか、

それもわからずに、新型肺炎にビビッてばかりは居られないということで、

少し調査してみました。

  

新型肺炎(新型コロナウイルス)って本当に怖いの?

私が調べた限り、死者に関する属性情報は以下の通り、

下記のデータソース以外にも89歳の方がなくなったとのニュースがありました。

 

 死者の属性情報

新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった17人の年齢は48歳から89歳までの中高年ばかりで、多くの人が糖尿病などの持病を持っていた

 出所:2020/1/24閲覧www.news24.jp

 

結論:

健康な青年~壮年層(15歳~44歳)の人たちが

感染したとしても
生死を分けるレベルにはならない

 

つまり、新型肺炎を恐れ過ぎる必要はない

 

 (補足)⇩

ちなみに糖尿病患者の場合、

血糖値が高くなることで白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下し
(例えば殺菌能力の低下など)、

体が病原菌と十分に戦えない状態になってしまうため、

病気が重症化する可能性が高いそうです。

 

とは言っても肺炎そのものは怖い病気

 そもそも、従来の肺炎でも高齢者の場合、
毎年、結構な人数がなくなっています。

 

データとしては、

肺炎は

2015年には日本人の主要な死因の第3位にランクインし、
死亡総数の約9.4%を占めました。

出所:2020/1/24閲覧

www.seikatsusyukanbyo.com

 

なので、確かに肺炎はある程度怖い病気ではあります。

 

ただし、

「皆さんの周りで健康な10歳台~50歳台くらいの年齢で、

 肺炎で亡くなった人の話を聞いたことはありますか?」

おそらく、無いと思います。

 

だって、

高齢者や持病のある人以外は死亡するほどの

リスクの高い病気ではないからです。

 

今回の肺炎についても感染は避けたい、

蔓延して欲しくないと思うのは当然ですが、

感染したら死ぬかも。。。

くらいの気持ちでいる必要はないと思います。

 

過去のコロナウイルスと比べると

過去に流行したコロナウイルスとの致死率比較をした結果が以下の通りです。

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※:
MERS、SARSはWHOの公開データ、
新型コロナは2020/1/24時点のニュース等の公開データに基づき筆者で算出し、作成

 

致死率も今のところ大したことはありません。

 

いやいや、感染力が高いんじゃないの?

と思われる方もいるかもしれませんが、

 

専門家の見解によると

「感染力も弱く、1人の患者から1人にしか感染しない程度ではないか」

と言われているそうです。

ちなみにMERSの感染力はそれと同程度、SARSはその2-3倍の感染力です。

 

私の記憶では
MERSよりSARSの時の方が、世間的に騒がれていた気がするのですが、

それも感染力の強さ故かもしれません。

今回の新型コロナウイルスが感染力も致死率もそれほど高くないとしたら、

春節が終わって早く流行が沈静化すること祈っています! 

 

加えて、できるだけ多くの人が

無根拠に騒ぎ立てるのではなく、

きちんとデータを調査し理解した上で

日々生活が送れるとことを祈っています!