仕事の場面でも、私生活の場面でも、
人に何かを頼んだ際に思ったより時間が掛かっているな、
と思うことが良くあります。
例えば仕事の場面で、私が急いでいて、他の人に
「何時までにこれをやってください」
と、こちらが期限を設定した上で、お願いした人が期限内に業務を完了できなかった場合は
無理な期限で頼んだ自分が悪い、と感じます。
一方で、私が
「これをお願いしたいので、いつまでにできるか教えてください」
という形でお願いし、
その人が
「何時までには提出します」
と、自分なりの計画を回答したにも関わらず、
計画通りに進まない、時間が守られないという場面に出くわします。
正直、そのようなことはビジネスでも私生活でも避けるべき事態であり、
そういった人は時間の使い方を見直すべきだと思います。
(遅れるのに連絡くれない人がいますが、せめて遅れる旨の連絡はくれと思います。)
そもそも、計画通りに物事を進められない人には原因があると思います。
私が思う原因は以下の3点です
①自分の業務(行動)に要する時間の見積もりが甘い
これは、不慣れな業務や作業に関しては往々に起こりえます。
初めて着手する作業で、どれくらい時間がかかるか分からない、
そういう状況で所要時間を見積もったものの、予想外に時間が掛かってしまった
というケースです。
対応としては、経験を積むことで見積もり所要時間の精度を高めるしかないと思います。
効率性を高める、とかの観点もありますが、それは以下②に記載します。
②手順の理解が乏しい・効率が悪い
これは、①とも密接な関係にあるのですが、
どういう作業が必要か、も認識せずに、猪突猛進に着手してしまい、
作業効率が悪い、手戻りが発生し、無駄に時間が掛かってしまうケースです。
複雑な作業であればあるほど、
- 全体にどんな工程が存在するか
- どういう順番で物事に着手すべきか(優先順位、効率性等の観点から判断)
を最初に整理しておく必要があります。
私の経験上、2時間で完了しないといけない作業があった場合、
2時間をフルで作業に使ってしまうより、
最初の30分を全体工程の整理、着手順の検討に充ててから、
想定した手順に沿って作業した方が
速く、クオリティの高い仕事ができることが多いです。
⇒この点は、事業会社にいた時には意識しなかったことで、コンサルになってから強く意識するようになったポイントです。
例えば、ラーメン屋さんの業務にしても、
煮卵は前日から漬け込んでおく必要がありますし、
スープも事前に仕込んでおく必要があります。
注文が入れば、お湯を沸かしている間に具材を切って、
麺が茹で上がる頃にはすべて混ぜ合わせて提供できるように
手順を設計していると思います。
で、それらを効率的に行うには、キッチンの鍋やまな板の配置等の導線をきちんと設計する必要が有ります。
これらの考え方は、業務にも日常生活にも活かす必要があると思います。
③時間を守るという意識がそもそも低い
これは、3番目に書いているものの、前提としてそもそも強く意識する必要があります。
時間を守るには、まず時計を見る習慣が必要だと思います。
今何時か(つまり現状)、を把握していない人が時間を守れるはずがないです。
これは時計を買うとかそういう話ではなく、私の場合、腕時計はしていないですが、PCや携帯電話で現在の時間は割とまめに把握しています。
気づいたら約束の時間を回っていた、とかは目を覚ましている限りは基本的にあり得ないです。
現在の時間を確認しつつ、これくらいの作業が残っているから、あとどれくらいかかるな、等の現在時間から逆算した計画の進捗具合を把握することも大切だと思います。
加えてなんですが、10分くらいなら遅れて良いでしょ、とか
これは重要でないから遅れて良いでしょ、
とか自分の中で判断して遅延を正当化するのは絶対にダメです。
あと、他に重要な用事が入って遅れるとかは正直仕方ないと思いますが
せめてその旨は事前に連絡すべきです。
人には寿命がある以上、時間は有限ですし、
ましてや他の人に影響を及ぼすような遅延は基本的にあってはいけないと思いますし、
遅れる場合は少なくとも事前に連絡をいれるのがマナーだと思います。
(別に一人暮らしの人が休日に一日中だらだらすることについて文句を言う気はないです。)