肥満税に対する世論
今朝、自宅で報道番組を視聴していたところ、
太っている人は周りに迷惑をかけているため、
別途税金を払うべき、
との議論が起こっているとの話題が取り上げられていました。
税金導入派の意見は、
具体的には公共の交通機関で場所を多く占有しているため、
その分周囲の人の迷惑をかけている
との主張がなされているようです。
この意見については、
採用することで痩せようと思う人も出るはずなので効果的だ
と実際に同調する声もあれば、
人権侵害だ、過激な意見だ等
と反対する声も出ているようです。
個人的見解
私個人としては、
こうした制度の導入について限定的ではありますが、
賛成です。
まず、初めに肥満と分類される人々の多くは、
自ら望んで肥満体型となっているわけではなく、
実際、肥満は社会を巻き込んで取り組むべき課題と認識しています。
ただし、施策の方向性として、
太っている人からだけ多く金銭を徴収するという方針は、
人々の反発を招いても無理がありません。
肥満体型の人だけに不利益を与えるのではなく、
肥満体型の人に利益を与えることも必要です。
同じサービスを受けているのにある日突然、
自分だけ追加で支出が必要になるだけなら、
皆さん誰もが嫌ですよね。
かといって、太っている人が痩せたときに報酬を与えるような仕組みが海外の事例としてテレビで紹介されていましたが、私はこれにも反対です。
なぜなら報酬目当てで、一旦太る人も出てくる可能性があるからです。
具体的な施策案
私は、
太っている人が標準体型である人を羨む様な仕組みづくりをするとともに
太っている人にも特定のメリットがある仕組みを作ることが必要だと考えます。
標準体形の人がメリットを享受できる費用項目としては、
健康と親和性の高いものが良いでしょう。
例えば、
- 医療費
- 健康保険料
- 公共交通機関の料金
等です。
上記の費用は生活する上で基本的に、不可欠であることに加え、
太っている人には負担になりやすい費用項目です。
太っていると医療費が高額になり易いことに加えて、
公共交通機関の使用を肥満の人が控えることで健康の増進にも繋がり、
健康人口(標準体型の人口)の増加にも繋がります。
また交通機関の輸送効率も副次的に高まります。
太っている人がメリットを享受できる費用項目としては、
- いわゆるトクホの製品
- ジム・自転車などの運動関連費用
が良いでしょう。
肥満体型の人がそれらの製品、サービスを利用することを促進することで、
こちらも健康人口の増加につながると考えられます。
上記施策を検討するに当たっては、国家単位での動きが必要となりますが、
いずれ本腰を入れて取り組まないといけない大きな問題となることは確かでしょう。
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