海外進出支援
企業の海外進出支援とは、その名の通り、お客様の会社が海外にも新たに進出し、事業を展開したいと考えられている場合の支援となります。海外進出のステップとしては以下の手順で進めることが一般的です。
Step1:調査&戦略立案
Step2:各種登録業務
Step3:パートナー選定&契約書締結
を終えて晴れて現地での事業開始となります。
Step1:調査&戦略立案
このStepでは、現地市場・競合品・価格の調査・分析、独資か合弁かと言った現地進出戦略の検討を行い、最終的には事業計画まで作成します。
Step2:拠点設立手続き
拠点設立の設立は各国で申請先、必要書類、費用、所要日数等も異なるのですが、その国に応じた各種手続きを実施します。
Step3:パートナー選定&契約書締結
このステップでは、現地で事業開始時に共に協業するパートナー企業を選定し、現地の法律に則り、各種契約の取り交わしを行います。
こうしたプロジェクトで、コンサルタントが最も力を発揮するのは調査・分析と言った領域です。
コンサルタントは一般情報をGoogle検索等により検索し、情報を収集するデスクトップリサーチだけではなく、各社が社内環境だけでアクセスできる検索ツールや国内・海外のナレッジ蓄積ツールを活用できるため、意思決定を行う上で必要な豊富な情報を提供可能です。
また、依頼するコンサルティングファームがグローバルに展開しているファームの場合、各国の現地ファームとの提携によって、各国独自の商慣習等の情報を提供してもらうことができます。
また、所謂会計系ファームの場合、現地に会計・税務に関する専門的なナレッジを持つ人材を抱えており、且つ現地の人脈も活用できるため、パートナーシップ提携にも非常に心強いサポートが得られ、スムーズな海外進出が可能になります。
お客様と一緒に海外進出準備を進め、最終的に今まで流通していなかった国でお客様の製品が売られている、もしくは使用されている場面を目にした瞬間は、自身の仕事の結果が見える形で実感できるため、コンサルタント冥利に尽きる瞬間です。
一つ、余談ですが、海外展開をしていない中小規模のコンサルティングファームでも、海外進出の支援を行うこともあります。
しかし、その場合、現地のファームと提携する、もしくは海外に拠点を持つ競合の大手ファームと提携するなんてことも比較的良く見受けられます。それだけ現地にネットワークを持っていると言うことがプロジェクト成功の大きな鍵になるポイントと言えます。