フジテレビの記者会見を見ましたか
フジテレビの女性とのトラブルに社員が関与していた件に関する記者会見、
最初はクローズドな環境で会見を開き、
その後、批判を受けオープンな場で再度、記者会見が開かれましたね。
後者は一人2問までといった質問数の制限はあったものの、
基本的にはすべての質問者の質問には答えるというスタンスで行われたこともあり、
結果として、10時間超えの記者会見となりました。
会見の冒頭で、港社長と嘉納会長は一連の問題への対応の責任をとって記者会見当日(1/27)をもって辞任すると言う発表があったんですが、
記者会見は日をまたいで続けられたことで、
結果として0時を過ぎた時点で、
誤:港社長 ⇒港元社長
誤:嘉納会長⇒嘉納元会長
だろという突っ込みをしたくなりました。
記者会見の感想
記者会見では、質問する記者のレベルの低さがネット上では話題になっており、
記者の質が悪く、フジテレビが可哀そうという論調で、フジテレビは多少の巻き返しを図れたのでは?という声も見かけましたが、
私の感想としては、
フジテレビ側の対応は依然まぁまぁ酷い
の一言です。
誰に向けての会見か?
記者会見は、言葉の通り記者に対して会見を行うもので、
ここでいう記者の多くはマスメディアの関係者であることが一般的です。
(フリーの記者という方も一部おられるかと思いますが)
なので、当日参加した記者に対して説明するのが、
普通ではあるのですが、今回のケースでは被害者が存在します。
フジテレビとしては記者=マスメディアに発信することが目的ではあるものの
その先にいる被害者も今回の記者会見の内容を目にする、
耳にする可能性は十分に頭に入れて会見すべきでした。
つまり被害者の感情によりそった会見が求められたと思います。
にもかかわらず、被害者の方からすると
ふざけたこと言ってるなぁと感じかねない発言が多々あったと思います。
(フジテレビ側の関与の有無について分析・考察すると話が長くなるので一旦そこには触れません。)
例えば、以下の3点です。
被害者への聞き取り調査もせず、報道後早々にフジテレビ現社員は事件にかかわっていないと断言し発信したことへの訂正、謝罪もない、
加害者側の人物は同意があったと主張している旨を公言してしまぅた(のちに否定はしたものの、時すでに遅し)
事件が起きた後も、加害者側の人物のテレビ番組を打ち切らず、放送を続けたことへの納得のいく説明がない(被害者より加害者が仕事を継続することの利益をとったかのような対応を正当化している印象有)
港社長は、できることなら再度被害者に直接謝罪したいと言われていましたが、
本心からそう思っているなら、もう少し違った発信の仕方があったのではないかと思います。