最近、身に覚えのない中国から謎の種が送られてくる事件が続出しているそうです。
禁輸品の危険性もあるので、身に覚えがなかったら
絶対に開けないようにしましょう、
とのことです。
電話から流れる中国語の自動音声
私の元には、まだ種は送られてきていませんが、
最近、オフィスで遅い時間にお昼ご飯を食べていると、
会社支給の携帯電話に非通知で電話が掛かってきました。
誰からかな?と出てみたら、謎の中国語の自動音声が再生され続ける
という事件が発生しました。
中国語音声のバックグランドでは、軽やかなBGMも再生されています。
電話を切らずに会社の中国語が分かる人に代わってもらって、
内容を突き止めようかなとも思ったのですが、
面倒くさいなと思ったので、無視して電話を切ってしまいました。
音声の正体は?
で、後々、ネットでこの件について調べてみると、
これは架空請求詐欺の一種で、
謎の中国語音声の正体は、
「中国大使館からのお知らせです。
あなた宛の荷物が一つありますので、1を押して詳しく聞いてください」
と言っているとのことです。
で、1を押して進んで行くと、架空請求をされるとのことです。
いや、待てよ、
日本の携帯電話に架空請求の電話を掛けまくっても、
電話の相手はほとんどが中国語が理解できない日本人で詐欺が成立しないし、
電話代の方がマイナスじゃない?
と思ったんですが、かけ放題プラン的なものに加入しているんでしょうかね?
在留中国人てそんなにいるの?
そもそも、日本の在留中国人の比率は、
2016年(平成28年)の国の統計データによると、
約5.5%(内訳: 69 万 5,522 人/1億2,693 万人)
とのことです。
日本人の中国語話者を加えても、
6%にも満たないと思います。
いやいや、詐欺成功できる確率低すぎじゃないですかね。
コストパフォーマンスが低そうですが、
自動音声を採用しているところ、省人化はできていますし、
効率的に電話番号も入手出来ているんでしょうか。
詐欺集団の収支分析をしてみたいものです。
今回は言葉が分からないからこそ、助かったのですが、
言葉が分かったとしても簡単には騙されない用心深さは身に着けていたいものです。
もし中国語を理解できた場合も今回のケースでは、
なぜ発信元が非通知だったかをまず疑い、
念のため中国大使館へ電話で折り返す等の対応が有効だったと思います。
ただでさえ、中国の印象が悪くなっているこの時期に、
こんなしょうもない詐欺を働くのは止めて欲しいと思います。