最近の本ブログの内容が雑記ブログっぽくなってきた気もするので、
久々に経営コンサルタントと言う仕事について書こうと思います。
コンサルタントって言うと
よく何しているかわからないとか胡散臭いとか、
あまり良い印象を持っている人は少ないかもしれません。
実際に、職業を聞かれて答えたところで、
あまり良い感じの反応を受けることは少ないです。
コンサルタントは企業の医者?
昔私が読んだ本に
コンサルタントと言う仕事は、
企業にとっての医者のような存在であり、
企業に問題がないか、を診断し、
問題を解決するための処方を行う仕事である
と書いており、そんな仕事なのか!と
腑に落ちた記憶があります。
ただし、今までのキャリアを通して私が近年感じているのは
コンサルタントは近年、医者のような役割よりも、
世の中に出回る、あるいは社内に存在する膨大な情報を収集した上で、
整理し、この情報があなたには必要です、
ということを整理し、分かりやすく伝える
という側面が大きくなっている気がします。
コンサルタントの業務例
凄く単純化した例えとして、
社内の業務効率が悪いと思っているが、
どこに問題があるのか、どうすれば改善するのか?
というテーマがあった場合、
【社内データ:個人単位の比較】
・Aさんは2時間で終えている作業をBさんは3時間掛かっている、この差は何か?
【社外データ:業界単位の比較】
・強豪のX社はどのように組織を変革しているか、どんなITを活用しているか?
等の手法が取れます。
特に社内データなんて、コンサルが入らなくても全然取れます。
社外のデータについても、下手すれば無料で、後はお金さえ払えば手に入ります。
(業界OBへのインタビューとか、有料レポートの購入とか。)
コンサルタントの必要性
それでもコンサルタントを企業が雇う理由は、
クライアント側が、
日々の業務に忙殺されて、プロジェクト業務に手が回らない、という言い訳や
コンサルタントは、そういった業務に慣れている
という理由が多いと思いますが、
何よりも情報の整理が上手い、
というところと、
コンサルタントは三六協定とか無視して働かせることができるので、
短期にプロジェクトを推進できるっていう理由も大きいと思います。
コンサルタントである私が言うのも何なんですが、
要はコンサルタントって仕事が社内でその業務をこなせる人がいれば
必要はないと思っています。
(実際、そんなことくらい自分たちでやってくれ、
ってレベルの仕事を依頼されることもあります。)
ただし、情報化社会になり、情報量は膨大になったのですが、
如何せん、多くの企業はそれを活用しきれていないと思います。
それは企業だけでなく個人にも当てはまることだと思いますし、
私のブログでアクセス数が多い記事に関しても、
気にはなっていたけど、
自分で調べるのは面倒な「なぜ」について調査した結果が多い気がしています。
楽して、こんなことがしたい!という欲求がある限り、
コンサルタントという御用聞きビジネスがなくならないかもしれませんね。
(AIがどこまで進化するかは謎ですが。)