以前、記事にしたテラスハウスの自殺に関連する話の中
でも書きましたが、
テレビ=やらせ
みたいな流れは、もはや常に頭の中に入れておいた方が良いです。
(正確には疑いの気持ちを持っていた方が良いです。)
関西圏を中心にカルト的な人気を誇る
「探偵ナイトスクープ」という番組があるのですが、
こちらの番組は深夜11時代の放送にも関わらず、
昔は常に視聴率のTop10に入るような人気番組でした。
ちなみに関西地区だとテレ朝系の朝日放送なのですが、
関東圏だとtvk等が放送しており、ほぼ全国で見られるはずです。
現在も放送中であり、少し調べてみた感じ、
視聴率ランキングのTop10からは既に落ちている模様です。
番組概要
当番組は、探偵事務所に寄せられた視聴者からの依頼を
芸人扮する探偵が解決するという流れで
最近は、探偵局長というポストにダウンタウンの松本人志さんが就任し、
レギュラー出演することになり、話題を呼びました。
前局長は俳優の西田敏行さんなのですが、その前は上岡龍太郎さんだったと思います。
ダウンタウンの松本さんの就任は結構、革命的な出来事だと思います。
上記の通り、視聴者からの依頼に対して、
探偵(芸人)が直接出向いて問題を解決する、
視聴者参加型のロケの映像が流れるのですが、
私自身、この番組は非常に好きです。
出演する視聴者も、なかなかぶっ飛んだ人が多いですし、
素人の扱いに慣れた芸人さんがどんな素人であっても
大抵の場合、おもしろ、おかしく料理してくれます。
出演したことのある人から聞いた話
で、前置きはここまでにして、
以前仕事で付き合いのあった方が20年以上前に
探偵ナイトスクープに出演したことがある方(一般人)でした。
その方は依頼人という形で出演した訳ではなく、
とある調査の結果、その人の勤務先が不思議現象の原因になっていた
と言う、結末の部分に出演したと言うことでした。
話をよくよく聞いてみると、
その方は、探偵ナイトスクープのことは大嫌いだと
言われており、
その理由は当該放送回の際に
盛大なやらせに加担されたからだと言っていました。
なにやら不思議な現象の原因は早々に突き止められていたにも関わらず、
何日もかけて、調査されたような茶番の編集になっていたこと
最後の結末のシーンで社内のキャラクターの強い社員がオチのような形で
登場する演出をされたこと
その勤務先の方のセリフには何日も前から台本が用意されており、
全て台本通りに話す必要があったこと
にかなり不満を覚えたようです。
もう20年以上も前の話なので、今も同じような手法で
番組作りがされているのかは不明なのですが、
私も、この話を初めて聞いた時は、結構ショックを受けました。
ですが、今となっては仕込みも含めて楽しんでいます。
結論
今回の件は、私は"やらせ"ではなく、仕込みの範疇かなと思っています。
視聴者が番組愛を持つのは良いと思いますが、
報道番組ではなく、バラエティー番組について、
それも含めて楽しめる余裕を持つことも大切かなと思います。
"やらせ"を逆手に取ったフジテレビの「全力!脱力タイムズ」とかは
逆に清々しさ、さえ感じますし、非常に楽しめます。
ステイホームで心が荒む時期ではありますが、
一人一人が心に余裕を持てると良いですね。