現役外資系コンサル虎の巻【コンサルへの就職・中途未経験の転職希望者必見の情報満載】

コンサルティング業界の実情から採用面接時のポイントまで現役の外資系コンサルタントの視点から切り込みます。たまに時事問題についても語る予定です。

コロナを契機にワークライフバランスを見直す【外資系・転職市場】

スポンサーリンク

先日の記事にも書きましたが、

私は日本では人生における仕事のウェイトが高すぎるように思っています。

 

海外の例えばドイツ人と会議をしていても、

休暇を1カ月取得するとか、普通にありますし。

 

アメリカのコンサルティングファームのメンバーが

プロジェクト中に1カ月の休暇を取得している場面に遭遇したこともあります。

 

日本ではそうした休暇を取得することは中々難しいです。

なので、時間、金銭に比較的融通が利く大学在学中が海外旅行に行く

一番のチャンスになっています。

 

f:id:ktr_dl_1:20200421171829j:plain

 

 

卒業旅行が千載一遇のチャンス

 特に卒業旅行なんて、逃してしまうと

次に海外旅行に行けるのはいつになるのか、

と考えてしまうくらい、重要なイベントだと思います。

 

コロナ問題の渦中に、大学生が海外に卒業旅行に行き、

コロナウイルスに罹患したと言う話は当然、批判されるべきではあると思いつつ、

お金と時間を確保して、やっとの思いで手に入れた海外旅行の権利を手放すことは難しいとも思います。

 

特に大学生にとっての海外旅行の費用なんて、かなりの大金ですし、

それをドブに捨てるなんて、断腸の思いでしょう。

 

今回の件、学生の行動にも問題はあるのですが、

そもそも長期の休暇を取りにくい日本社会に問題があると思います。

 

今までは少しの熱くらいなら出社して働く人が美徳とされていましたが、

今は熱があれば自宅にいろ、という風潮になっています。

 

今こそ価値観の見直しを

 昔ながらの古い価値観を今こそ見直すタイミングなんじゃないでしょうか。

いきなり一カ月の有休を取得するのは難しいにしても、

まずはハワイにコワーキングスペースをレンタルして、

一定期間社員は必要な時だけそこに出社し

それ以外の期間はバカンスを楽しむとか、

色んなワークスタイルがあってよいと思います。

(実際、セールスフォースは和歌山の白浜で類似の取り組みをしています。)

 

コロナウイルスをきっかけにテレワークが推進され、

仕事がやりにくいなと思っている人もいる一方で、

家にいても全然仕事ができるなぁという新たな発見があった人もいるでしょう。

無駄に紙でやり取りをしていた稟議・申請等を、これを機会に電子化し

業務がスムーズになった人もいるでしょう。

 

今回のコロナウイルスで、必要にかられて行った対応を

一時的なものとしないためにも、

本当の意味で働き方改革を実現すべく、

定着可能な新たなワークスタイルを実現する良いきっかけにできればと考えています。

 

固定概念を捨てて新たなことに取り組まなければ、

世の中が変わることはないと思っています。

 

例えばPCのキーボード配列なんかも、

タイプライターが故障しないようにあえて打ちにくい配列にした

QWERTY配列を廃止する、

日本語のローマ字に適切に対応できる文字配列に変更する等の

イノベーションもあってよいと思います。