TBSで日曜日の21時から放送されていた
日曜ドラマ「テセウスの船」が昨日、最終回を迎えましたね。
昨日のSNSは、「100日後に死ぬワニ」か「テセウスの船」か
ってくらいの盛り上がりを見せていたと思います。
ドラマ「テセウスの船」を視聴していた人も多いと思いますが、
そもそもタイトルってどういう意味なんでしょうか。
私は、タイトルの意味を知らずに見ていたので、調査してみたのですが、
その意味が深かったです。
テセウスの船とは
テセウスの船(テセウスのふね、英: Ship of Theseus)はパラドックスの1つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。
ある物体(オブジェクト)の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じであると言える(同一性=アイデンティティ)のか、という問題である。
元はと言えば、ギリシャの神話に基づいた話であり、
凄くざっくり説明すると、
テセウスと言う人が、悪者を倒すために船で出かけて、
無事悪者を倒して帰ってきた時には
旅立った時に乗っていた船は朽ちた部分が新たな木材と交換されており、
ある者は、その船は同じ船だ
ある者は、その船はもはや違う船だ
と言う議論が発生したという話です。
派生して
置き換えられた古い部品を集めて何とか別の船を組み立てた場合、
どちらがテセウスの船なのか
と言うことも語られるエピソードとのことです。
ちなみにテセウスの父は、アイゲウスであり、
エーゲ海は、
アイゲウスがテセウスが死んだと思って絶望して海に投身自殺したことから、
アイゲウスにちなみ名付けられたそうです。
ドラマ「テセウスの船」のタイトルが持つ意味
ネタバレを含む内容で恐縮ですが、
過去にタイムスリップした主人公の「田村心」(人名)は
真犯人に刺されて死んでしまい、
最終話時点の現在では、
当時母のお腹の中にいた赤ん坊が成長し、
過去の事件の記憶が無い"別人"の「田村心」※が生活しています。
※厳密には、書き換えられた現代では、父の佐野文吾が殺人犯として逮捕されることもなかったため、母の旧姓の「田村」ではなく「佐野心」として生活している。
外見は同じなのですが、
中身が異なる人物が幸せな家族の一員として生活しているのです。
当時の記憶という構成要素をもっていない現在の田村心は
事件の謎を追って、父の無実を晴らすべく、過去にタイムスリップした
田村心と同じ人物と言えるのか。
と言うことが、
本作のタイトルが「テセウスの船」である所以でしょう。
以上、本日調査してみた結果でした。
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