コロナウィルスの影響で、
日本のプロ野球、Jリーグが開催延期になっただけでなく、
選抜甲子園も中止と言う決断がされましたね。
まだ少し先ではありますが、オリンピックの開催可否の動向も気になるところです。
コロナウィルスは日本だけでなく、ヨーロッパでも猛威をふるっており、
イタリアではサッカーセリエAをはじめとする全スポーツイベント開催を中断、
イングランドのサッカー、プレミアリーグでは、
アーセナルのアルテタ監督が感染と言った状況になっています。
私の休日の過ごし方と言えば、
数少ない趣味の一つであるサッカーをテレビ観戦することくらいなのですが、
Jリーグが中断となった今、やることがあまりないです。
(我が家では残念ながら、DAZNやWOWOW等は契約していません)
野球とサッカーって昔は、
割と比較されるようなこともあったと記憶しているのですが、
(Jリーグ黎明期は、野球側からサッカーなんて~だ、みたいなコメントが良くあったような)
最近は、コロナウィルス対策で
Jリーグとプロ野球が協業なんて言うニュースもあったりして
昔より良い関係性を構築できている気がします。
そんなこんなで、今日は両者の運営についての記事を記載したいと思います。
Jリーグのチームについては、
DAZNマネーが流入し、優勝賞金やJリーグからの配当金が増えた等の声がある一方
プロ野球チームは優勝すると
契約更改により人件費がかさむので優勝争いだけをして、
2位くらいでレギュラーシーズンを終えるのが良い、
なんて意見もあります。
今日は、その実態について調査したいと思います。
優勝賞金の比較
プロ野球
優勝賞金:なし
ただし、日本シリーズを優勝すると250万円ほどの賞金あり。
加えて日本シリーズの場合、
主催試合の放映権、興行収入のうち
経費を除く28%が分配金として支払われるとのこと。
出所:【プロ野球通信】優勝はいくら儲かるのか? 14年ぶりセ優勝のヤクルトのフトコロ事情は(1/3ページ) - 産経ニュース
賞金品一覧 | SMBC日本シリーズ2019 | NPB.jp 日本野球機構
Jリーグ
賞金
1位 3億円
2位 1.2億円
3位 6,000万円
加えて、理念強化分配金と呼ばれる制度があり、
以下の金額が支給されます。
優勝すると3年間で15.5億円の支給が確定すると言うことですね。
|
1年目 | 2年目 | 3年目 |
1位 | 5.5億円 | 5億円 | 5億円 |
2位 | 2.5億円 | 2.5億円 | 2億円 |
3位 | 2億円 | 1.5億円 | - |
4位 | 1.8億円 | - | - |
ちなみに理念強化分配金とは、
①日本サッカーの水準向上およびサッカーの普及促進、
②若年層からの一貫した選手育成
③フットボール環境整備
④選手や指導者の地域交流および国際交流の推進ならびにスポーツ文化の振興
という目的に照らし、Jリーグ理事会の承認を経て配分されるお金
出所:Jリーグ、理念強化配分金の制度を変更! “翌年10億”廃止で“安定支給”へ | ゲキサカ
というもので、
要は選手の補強費には充てられない、
クラブが長期的な視点で成長するのに活用できるお金です。
加えて、Jリーグからの
分配金というものもあり、
J1チームの場合、3億円が各チームに支給されます。
つまり、優勝したチームが1年でリーグから得ることのできる報酬は、
3億円+5.5億円+3億円
の11.5億円となります。
2位の場合、
1.2億円+2.5億円+3億円
の6.7億円で
約2倍近い差があります。
更に長期的な視点で見ると
優勝するかしないかで、かなり大きなインパクトが出ますね。
両者におけるリーグの役割
Jリーグとプロ野球の優勝報酬にこんなに大きな差があるのは、
ビジネスとしての考え方の違いであり、
12球団しか存在しない少数精鋭のプロ野球は
リーグと言う組織の存在感が小さく
各チームで頑張ってお金儲けをしてください
という考え方である一方、
J1だけで18チームも存在するJリーグの場合は、
Jリーグという組織が互助組織的な役割を果たし
ビジネスとして成立させている
のだと思います。
次回は、チームの収益構造について記事にしたいと思います。
〈一言〉
コロナ問題で外出ができないので、
英語学習がてら31日間の無料登録したU-NXET映画ばっかり見ています