システム導入支援
お客様がSAP等の基幹システムを導入する、もしくは入れ替える際にコンサルタントが導入を支援する場合があります。
システム導入は、大規模な場合、何億円というお金が動き、尚且つシステムの稼働開始が遅れることがあれば経営に対して大打撃となるリスクがあります。
そのため、システム導入知見を持つコンサルタントが専門家としてお客様のプロジェクト全体の管理・アドバイスを行います。プロジェクト期間中、具体的には以下の様な業務を行います。
- PMO(Project Management Office):システムが予定通りに稼働するために、お客様のスケジュールを管理だけではなく、システムの実導入者であるベンダー側のスケジュールに至るまで、コンサルタントが目を光らせ、課題があれば上層部に打ち上げ・解決策の検討・実行までを行います。
- データ作成・データ移行支援:システム稼働に必要なデータは加工・修正が必要な場合が多いです。コンサルタントの知見に基づき、新システムに最適なデータ形式やデータパターンに応じたマスタの作成・移行のお手伝いを行います。
- システム要件定義支援:システムを導入する上で、どういった業務に対して、どのようなシステムを使うか、またシステムではどのようなことが実現できるか検討する必要があります。そこでシステムと実業務の両面の知見を持つコンサルタントが業務とシステム、お客様とベンダーの橋渡し役となり、要件の定義を行います。
- RFI※1・RFQ※2支援:システム導入時には、お客様からベンダー側に対して何億円といった金額の支払いが発生することも多いです。大きなお金が動く場合、無駄な機能をそぎ落とすことや費用を落とせる部分があれば、事前に値下げを交渉しておきたいものです。しかし、お客様側で、そのようなシステム知見のある人材を社内に抱えていることは少ないため、システムに対する価格や機能に関する知見を有するコンサルタントが交渉材料を見つけ出し、コストダウンに繋げることも多いです。
※1:RFI:システムベンダーを選定する前段階でシステム概要や導入実績等の情報提供依頼を行うことを指す
(Request For Informationの略)
※2:RFQ:システム選定段階で、どれくらいの導入費用になるかの見積もり依頼のことを指す
(Request For Quotationの略)
コンサルティングサービスの活用意義
コンサルタントをプロジェクトにアサインすることで、月額数百万から数千万円程度の費用が発生しますが、スケジュール遅延による損失防止やシステム導入時のコスト抑制といった観点から、お客様側の享受するメリットは非常に大きいです。